日本は超高齢化社会とも言われ、4人に1人が65歳以上になり、今後ますます増えて行くことが見込まれています。加齢や身体能力の低下で思うように外出ができなくなったり、介護が必要になって自宅で引きこもって過ごす方や老人ホームなどに入居される方も増えています。これまでの生活環境からがらりと変わることで、気分が落ち込んでやる気も失い、それが原因で認知症が進行してしまう方もいます。そんな高齢者を元気づけたいと訪問美容に力を入れる美容室も増えています。美容師の資格に加えてホームヘルパーの資格や、福祉理美容士という専門資格を取得して、美容に関する知識と技能に加えて、高齢者や身体の障害をお持ちの方のケアやサポート知識やノウハウを身につけて、外出が難しい方のご自宅や老人ホームなどに訪問してヘアカットやパーマ、カラーなど希望に合ったヘアスタイルへと導いてくれます。日ごろ会わない方との交流でご高齢者にも笑顔が戻り、キレイになった自分を見てやる気や生きがいも取り戻せるのです。